原点『耳をすませば』

こんばんは。

muishikiです。

 

今年もやるみたいですね。

金曜ロードショーでの『天空の城ラピュタ』。

若干シラケムード漂うバルス祭り、今回はどうなるのでしょうか。

 

さて、この金曜ロードショー、muishikiの中では、少し特別な想い出があります。

丁度、中学3年生の夏だったと思います。

高校受験を控え、いよいよ受験勉強が忙しくなってくる夏の夜、

実家のテレビでその物語を観ていました。

 

 

物語の主人公は、自分と同じく受験を控えた中学生。

物語は、夏休みの学校から始まります。

本が大好きな主人公は、受験勉強も差し置いて、

図書館での本をめくるうちに、この物語のもう1人の主人公と出会います。

主人公は、同い年でありながら自身の信じた道へと歩む、

もう1人の主人公を尊敬しつつも、自身のあり方や進路に悩み、

やがて「自分を試す」ために物語を書き始めます。

 

そう、『耳をすませば』です。

 

 

この物語を観たのは、この時が初めてではなかったように思います。

それでも、主人公と同い年だったからか。

この中3の放送回こそ、自分のその後に大きな影響があった回だと

強く印象に残っています。

 

物語と時を同じく受験勉強の佳境に差し掛かる夏。

この時、muishikiは、勉強机に、きちんと向かって、小説を書き始めました。

 

何も本格的に作家を目指して書き始めたわけでもなく、

現実逃避したいほど受験戦争に追いやられていたわけでもなく、

猫に誘われて、バイオリン職人を目指す同級生と出会ったわけでもないのに、

気が付けば、原稿用紙に手書きで思いのたけを書き連ねていました。

 

「書けば何かが変わる」。それが当時の心境でした。

何が変わるのか、何を変えたいのか、それこそわかりはしませんでしたが、

ただただ、自分の物語を自分の言葉で書き連ねることが楽しくて、

無事にエンディングまで書ききった時の達成感と書き終わってしまうという寂しさは、

それはもう何ものにも代えがたいものでした。

 

今はもう小説を書くことはしていませんけども、

言葉で、文字で、表現したいという気持ちが今もこうして、

muishikiをPCに向かわせているのだと思います。

言い換えれば、muishikiにとっての「原点」が『耳をすませば』にあり、

自分を見失った時に立ち返るべき場所がここにあるのだと信じています。

みなさんにとっても「これが原点だ」と感じているものはありますか?

 

今回は、原点を語るうえで、『耳をすませば』を話題に出しましたが、

物語の内容や感想についても、そのうちに書いていきたいと思います。

 

それでは!